2010年06月01日| 2010年06月11日 |- ブログトップ

<菅首相>「枝野幹事長」発表は「小沢離れ」象徴(毎日新聞)

 ◇参院選前、世論に訴え 選挙実務の手腕は未知数

 菅直人首相が5日、小沢一郎前幹事長を批判してきた枝野幸男前行政刷新担当相を党幹事長に充てる人事を発表したのは、「小沢離れ」と首相のリーダーシップを印象づけ、間近にせまった参院選を前に世論の支持を受ける狙いがあるからだ。毎日新聞が4、5日行った世論調査で、民主党支持率は5月末の17%から28%に。小沢グループも世論の動向を踏まえ、菅首相への反発を沈静化させつつある。だが、小沢氏は9月代表選に候補者を擁立する構えを見せており、火種は残り続けそうだ。

 民主党幹事長に決まった枝野氏は5日夜、首相官邸で菅首相と協議後、記者団に「民主党が何を目指し、どう考え、どう行動していくかをいかにわかりやすく伝えていくかが、私の一番の役割だ」と抱負を語った。不透明な党運営や説明不足が批判されてきた小沢前幹事長との違いを強調する意味があった。

 枝野氏は「選挙の小沢」に代わり参院選対策を仕切ることになる。選挙対策委員長にも非小沢系の安住淳衆院安全保障委員長が内定。小沢氏は改選数2以上の選挙区に複数候補を擁立し、共倒れを懸念する地元県連とのあつれきも生じているが、枝野氏は「現状を把握したうえで選挙関連の役員と話したい」と述べるにとどめた。

 枝野氏は、官房長官への起用が決まった仙谷由人前国家戦略担当相とともに非小沢系の代表格。小沢系との対立激化を懸念し、幹事長起用に反対する声が菅首相のグループ内からも出ていた。しかし、起用を見送れば小沢氏の圧力に屈したと映る。5日午前、党本部に入った菅首相は側近の荒井聡前首相補佐官(国家戦略担当相に内定)らに「任せてくれ」と起用を明言した。

 毎日新聞など報道各社の世論調査で民主党の支持率が上昇したことも首相の決断を後押しした。改選を迎える参院議員は「仙谷官房長官、枝野幹事長が正式に決まれば支持率はもっと上がる。小沢グループにはこれ以上文句をつけてほしくない」と語った。小沢氏に近い党幹部も「選挙のことだけを考えたらいい人事だ」と認める。

 菅首相は、民主党代表選で小沢グループが支援した樽床伸二氏を党国対委員長に、枝野氏らと同じグループながら小沢氏に近い細野豪志氏を幹事長代理に起用することを決め、小沢氏への配慮も示した。輿石東参院議員会長は「『親小沢』『反小沢』と言っている場合ではない。党としてまとまらなければならない」と党内対立の沈静化を図っている。

 ◇「隠居して何もやらない」 小沢氏、代表選まで

 小沢氏はどう動くのか。4日夜、9月の党代表選での独自候補擁立に意欲を示した小沢氏は周囲に「9月まで隠居して何もやらない」と漏らし、党運営に協力しない考えを示唆した。事業仕分けを取り仕切り、政策通として知名度も高い枝野氏だが、選挙など党務の手腕は未知数。小沢系のベテラン議員は「幹事長登用で党の人気が上がっても党内をきちんとまとめられるか心配だ」と語った。【須藤孝】

社員85人が不正乗車=IC券悪用、5人解雇―JR東海(時事通信)
雑記帳 新キャラ「はやぶさ翔」は東北新幹線PRを担当(毎日新聞)
世界遺産日光東照宮など2社1寺が5億円の申告漏れ 関東信越国税局指摘 数珠、線香を納税から除外(産経新聞)
小遣い3年連続ダウン=「弁当男子」増える―サラリーマン調査(時事通信)
富士樹海捜索で警視総監賞 警察犬クラーク号死ぬ 警視庁(産経新聞)
2010年06月01日| 2010年06月11日 |- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。